【Netflix】revisions リヴィジョンズ

少し前にYoutubeで予告をチェックしてたTVアニメ「revisions」が、しばらくしてNetflix開いてみたら出ていたので視聴。

revisions.jp

フジの+Ultra枠は、前回の「Ingress」でもそうだったけど、Netflixだと全話一斉配信なんだよね。ネトフリユーザーとしてはありがたいけど、これって収益とか問題ないのかな?Netflixが一括お買い上げなのかなぁ。。。

 

という話はさておき。

 

最初ちょっとだけ(1、2話くらい)見るつもりだったのに、気付いたら最後までぶっ通しで見てた(笑)

 

お話としては、小学生の頃に誘拐されたことのある主人公が、高校生になった時、過去に出会った謎の女性の予言の通り、未来に飛ばされる。。。という「未来版 漂流教室」みたいな話。今回は教室(学校)だけじゃなくて、飛ばされる範囲が「渋谷」という街まるごとなんだけどね。

 

幼いころ誘拐された過去をもつ高校2年生・堂嶋大介は、
幼なじみのガイ、ルウ、マリマリ、慶作とともに、
不可思議な現象──「渋谷転送」に巻き込まれる。
渋谷の中心部が跳ばされたのは300年以上先の「未来」。
そこで待っていたのは、広大無辺な荒野と森、
点在する廃墟……そして、未来人「リヴィジョンズ」
と彼らが操る巨大な機械の化け物だった。

 

ジャンル的には、青春群像劇、ジュブナイル物って感じで、作品全体を覆う雰囲気(ノリ)としては、やや明るめ、コメディ・シリアスでいうとややシリアス寄りな王道ストーリーです。

後半にある大きな展開があります。お約束といえばそうなんだけど、主人公のクズっぷりというかダメさ加減がいい感じに際立っているので、ベタな展開でも割とショッキングな「主人公批判」が入ることで丁度良い塩梅のエッセンスになっていたと思います。

 

それにしても主人公の”イタイ”中二病設定が、最初のうちは鼻についてぶっちゃけ「見るのやめようかな…」と思ったくらいヒドイ。なんていうか、中二病というより、だいぶ「狂人」寄りで、ギャーギャー喚く姿は、主人公の仲間たちじゃなくても辟易するのは必至です。

でもこの主人公の”イタさ”が、後半の展開とストーリー全体になくてはならない物、というのはやはり最後まで見ないとわからないところで、近年はチラホラ見かけるようになった「共感できない主人公」でした。

。。。いや、でも共感できる人もいるかな?同年代なら割と近い感じの人もいるのかなぁ?しかしそんな人が見ると途中で精神を破壊されるような展開があるので、感情移入しすぎるとヤバいかも(笑)

 

視野狭窄で自意識の肥大した自己中心的な主人公が、ある出来事を通じて過去と向き合い、他者との関わりの中で自分を見つめ直し、成長していく。こうやって要約するとかなり真っ当な「王道青春アニメ」であることがわかります。

ただ、後半~ラストの展開はやや失速気味。ありきたりな結末で、途中クライマックスまでの展開にワクワクしていたので、正直ちょっとがっかりだった。

 

とはいえ全体を通しては概ね高評価です。

 

+Ultra枠は今後もNetflixで配信していくのかな?

今後も楽しみです!